年次大会in東北記 〜その3〜
いよいよ?やっと?年次大会本題に入ります。
写真での簡単なご報告と違って、内容のあるものは事前に筆記したメモの確認などして
下準備が必要で〜それでもあくまでも私なりの記憶でのご報告です。
講演会最初は宮城県名取市閖上(ゆりあげ)中学校教諭の宮本静子先生のお話。
『復興の未来へ 希望の前進』でした。
遠くからですが宮本先生
閖上の位置は地図でご確認ください。
『閖上』はその昔、観音像が浜に揺り上げられたことから名付けられたそうで、
当時漢字はなく「ゆりあげ浜」と呼ばれていたそうですが
仙台藩主の4代め伊達綱村公が仙台市の大年寺へ参拝に行った帰りに
山門内から波が打ち寄せられる浜が見え、それが光り輝きとても綺麗だったことから
門の中に水「閖」という漢字ができたそうです。
綺麗でいい音の名前ですね♪
その閖上が、あの震災で変わり果てた姿になったそうです。
それは卒業式を無事に終え、謝恩会が終わる直前のことだったとか・・・
閖上中の生徒さん
震災の爪痕・・・
宮本先生は、地震は大したことでは無かった。
津波が全てを変えた。。。とおっしゃっていました。
14名の生徒さんがその犠牲となり、未だ復興とはほど遠い生活をしている方が沢山いらっしゃる中、それぞれ心に傷を負いながらも未来に向けて歩み続けている現在をお話いただきました。
テレビで震災のニュースや番組をたくさん見たつもりでしたが、こんなにも深く心に響いた
ものはありませんでした。
見れば悲しい、気分が落ち込む。。。とそのうち震災の報道から遠ざかって行ったのも事実でした。
でも、宮本先生のお話は本当に聴いてよかった。
体験者の生の話が伝える力も今回改めて感じました。
我が家にも中学生がいます。
もっぱら話題は受験の話。
もっと大事なものを伝えたいな・・・とつくづく感じました。
宮本先生ありがとうございました。
そして閖上中の皆さんありがとうございました ヽ(^o^)丿